炭水化物ダイエットって、どんな方法なのか、知っていますか?
炭水化物ダイエットとは、簡単に言うと、普段の炭水化物の摂取量を極端に減らすダイエット法です。
私たちは普段から、多くの炭水化物を摂取しています。
私たちの主食であるお米、パン、うどん、パスタなどが、炭水化物です。
この炭水化物を、1日20グラム程度に減らします。
ご飯でいうと、大体1口ぐらいです。
この炭水化物の摂取量を2週間ほど続けて、体内にある炭水化物のエネルギーを消費してしまいます。
それから、炭水化物の摂取量を少しずつ増やしていきます。
その時、体重の変化をチェックします。
体重が減量しなくなって、増え始めるところがどこかをチェックするのです。
そして、体重を安定させて、体重を維持します。
体重を維持するには、炭水化物の摂取量も一定のところでキープしなくてはなりません。
炭水化物を減らすことで、簡単に痩せることはできますが、炭水化物の摂取量と体重をキープするのは、とても大変なことです。
単純に一時的に炭水化物の摂取量を減らして、また戻すとリバウンドしてしまいますから、注意してください。
炭水化物ダイエットの効果について、紹介します
炭水化物ダイエットは、炭水化物の摂取量を抑えることで、血糖値のコントロールをして、体重を減らすという効果があります。
炭水化物ダイエットというと、炭水化物を抜くというイメージがありますが、炭水化物を抜くのではなく、摂取量を抑えるんです。
炭水化物を口にはできますが、摂取量をかなり抑えるため、あまり食べた気にはならないかもしれません。
普段摂取している炭水化物の分のカロリーをたんぱく質などによって補います。
食べ物の摂取量を抑えるというのとは違うので、あまり食べないというダイエットに比べると、人によっては楽なダイエット法かもしれませんね。
しかし、白いご飯があまり食べられないのは悲しいものです。
これがストレスになって、炭水化物ダイエットが長続きしない人もかなりいます。
麺類や甘い物も炭水化物になるので、これらもあまり口にはできません。
その他にも、芋やとうもろこしなどの野菜でも、炭水化物に分類される食べ物はたくさんあります。
炭水化物ダイエットをするのであれば、しっかりと調べなければなりません。
炭水化物ダイエットは、ただ単に主食を抜けばいいというものではないのです。
炭水化物ダイエットは、危険なのでしょうか?
・日本人には向いていない
・脳に影響
・肝臓に影響
こういったことがあるので、炭水化物ダイエットは危険だと言われています。
まず、炭水化物ダイエットは、アメリカで考え出されたダイエット法です。
アメリカ人と日本人では、食文化が違うのは分かりますよね?
また、腸の長さも違い、日本人は7メートル、欧米人は4メートルと言われており、消化する時間も違ってきます。
日本人の主食は米です。
日本人は、炭水化物を多く摂取しています。
だから、炭水化物ダイエットをすると、すぐに痩せてしまいますが、炭水化物の代わりにお肉を食べるのは、消化のことを考えると、日本人には向いていないのです。
そして、炭水化物を極端に減らしてしまうことで、ブドウ糖が減ってしまいます。
ブドウ糖は脳のエネルギーですので、ブドウ糖が減ってしまうと、脳の働きが悪くなってしまい、ぼーっとしてしまったり、集中力がなくなってしまうのです。
これでは、普通に生活を送るのも困難になってしまうでしょう。
それに、脳に影響が出るだけでなく、肝臓にも影響が出てしまいます。
ブドウ糖が減ることで、肝臓が弱っていってしまうのです。
炭水化物ダイエットは、楽に痩せられる方法ではありますが、このように体に負担がかかってしまうので、危険なダイエット法と言えます。
炭水化物ダイエットは、便秘になりやすいのでしょうか?
炭水化物ダイエットは、確かに便秘になりやすいそうです。
実際に炭水化物ダイエットをして、便秘になったという人がかなりいます。
では、どうして炭水化物ダイエットをすると、便秘になりやすいのでしょう?
炭水化物ダイエットは、炭水化物の摂取を極端に減らすダイエット法です。
ですが、炭水化物の摂取を減らすことで、食物繊維の摂取量も減ってしまいます。
炭水化物とは、糖質と食物繊維の総称だからです。
ですので、炭水化物ダイエットをすると、便秘になりやすくなってしまうのです。
炭水化物ダイエットで痩せてきれいになったとしても、便秘だと本当にきれいになったとは言えませんよね。
便秘になってしまうと、お肌が荒れてしまいます。
お肌が荒れるだけでなく、腸内環境が悪くなると、体調も悪くなってしまいます。
便秘にならないように、できるだけこまめに水分補給をするように心がけましょう。
また、運動をするのも便秘予防になるので、できるだけ毎日体を動かすようにしてください。
炭水化物ダイエットは、リバウンドしやすいダイエット法です
なぜ、炭水化物ダイエットはリバウンドしやすいのでしょうか?
炭水化物ダイエットでは、炭水化物の摂取量をかなり抑えます。
炭水化物の摂取量を抑えることで、お腹が空きやすくなってしまいます。
それに、日本人はお米が大好きですよね?
そのお米を1日に1口程度しか口にできないのです。
これを続けると、精神的に辛くなり、「食べたい」という欲望が出てきます。
空腹を我慢するのと同時に、食べたい物を我慢するため、どうしてもストレスが溜まりやすくなります。
そうすると、脳は「食べろ」と指令を出し、結局、我慢した反動で炭水化物を多く摂取してしまい、リバウンドに繋がってしまうのです。
そもそも、食べ物で何かを我慢するというのは、リバウンドしやすいんです。
また、炭水化物の摂取量を抑えると、集中できなくなったり、ぼーっとしてしまったりします。
炭水化物ダイエットは、とても痩せるダイエットではありますが、体のことを考えると、あまりいいダイエットだとは言えません。
炭水化物ダイエットをすると、体臭がきつくなるって聞いたことはありませんか?
炭水化物ダイエットをすると、体臭がきつくなることがあります。
なぜ、炭水化物ダイエットをすると、体臭がきつくなるのでしょうか?
炭水化物ダイエットは、炭水化物の摂取量がかなり制限されてしまいます。
炭水化物はエネルギー源なので、炭水化物の摂取量を制限すると、エネルギーが不足します。
エネルギーが不足すると、その不足を体が補おうとして、たんぱく質や脂肪を分解して、エネルギーを作り出します。
この時、肝臓ではケトン体という物質が作られます。
このケトン体が原因で、体臭がきつくなるのです。
体臭がきつくなるだけでなく、口臭もきつくなってしまいます。
この時の臭いですが、リンゴのような臭いという人が多いみたいです。
体臭がきつくなり始めたら、炭水化物ダイエットはストップした方がいいでしょう。
症状が悪化すると、尿結石になることもあるそうです。
もし、炭水化物ダイエットをするのであれば、そういったことも覚えておきましょう。
炭水化物ダイエットは、アルコールは厳禁なんでしょうか?
炭水化物ダイエットでは、アルコールは厳禁という訳ではありません。
ただ、アルコールの中には、糖分が含まれているアルコールがあります。
例えば、日本酒、ビール、チューハイ、カクテル、ワインなどには、糖分が含まれています。
炭水化物ダイエットは、炭水化物の摂取量を抑えなくてはいけません。
そのため、これらのアルコールは飲まない方がいいです。
しかし、糖分がほとんど含まれていないアルコールもあります。
例えば、ウイスキーや焼酎です。
なので、ウイスキーや焼酎は、炭水化物ダイエット中でも、飲んで大丈夫です。
ただし、たまに焼酎でも糖分が含まれているものがあるので、糖質が含まれていないか、飲む前にチェックしましょう。
また、最近では、「糖類0」というアルコールが販売されていますよね。
「糖類0」だから、飲んでも大丈夫だと思っていませんか?
実際は、糖分が全く入っていないという訳ではないのです。
糖類0でも糖分が含まれていることがあるので、栄養成分で炭水化物の表記がどうなっているか確認してください。
炭水化物ダイエットが失敗する時って、どんなパターンがあるのでしょうか?
・すぐにお腹が減る
・長続きしない
・リバウンドする
このような失敗が、炭水化物ダイエットではよくあるパターンです。
まず、一つ目のすぐにお腹が減るというのは、当たり前のことですね。
日本人の主食であるお米は、炭水化物です。
このお米を減らしてしまうと、すぐにお腹が空いてしまいます。
また、うどんなども炭水化物ですが、これらは腹持ちがいい食品です。
腹持ちのいい炭水化物を減らしてしまうと、すぐにお腹が空き、ストレスが溜まってしまいます。
その結果、ドカ食いに走ってしまう人が多いんです。
二つ目の長続きしないは、私たち日本人はお米が大好きですし、その他の主食となるパンやうどん、パスタなどの炭水化物が食べられないのは、本当に辛いものです。
ですので、炭水化物の摂取量を抑えるというのは、あまり長続きしません。
最初は簡単なようでも、次第に辛くなって、どうしても長続きしないのです。
そして、三つ目のリバウンドするですが、太りやすい炭水化物を減らすと、必ず痩せます。
しかし、再び炭水化物の摂取量を戻すと、すぐに体重は戻ってしまいます。
ダイエット中に炭水化物があまり摂れなかった反動で、炭水化物をたくさんとると、一気に体重が増えてリバウンドしてしまうでしょう。
炭水化物ダイエットは、簡単そうで難しいダイエットなんです。
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